アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」レビュー

アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」レビュー アニメ

1)簡単にこの番組の魅力をまとめるとこんな感じ

本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった主人公の女の子。

転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。

いくら読みたくても周りに本なんてあるはずもなく、本がないなら作ってしまえばいい!というところから始まり、本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めようと物語ははじまる。

アニメを見ていると街並みは中世ヨーロッパのような雰囲気で、城壁に囲まれた都市で主人公と家族は住んでいる。

虚弱体質で昔から熱が出やすい主人公は、家族から過保護を受け、お出かけするのも街中を歩くのも一苦労。

序盤は、物語の背景となんとか本が手に入らないかという主人公の性格を描写するところがメイン。

異世界モノではあるが勇者ではなく、なんとかこの世界で自分が好きなものを手に入れたいという頑固な一面が見ていて面白い。

5~6歳の女の子が不自由ながらなんとか頑張る姿は、大人目線で見ているとどうしても応援したくなってしまうもの。

ただ本はこの世界では非常に高価なため本屋もない。

そのため、中盤からは紙を作るための動きが多くなる。

それに伴い、主人公の病気を治すにはどうしたらよいか?商人見習いになって紙の作成と販売をするシーンでは、手に汗握る展開が多くハラハラしてしまう。

貴族、魔術という存在も気がかりなところだが、ほとんど戦争やバトルなどのシーンはないので、のほほんとした感じで見ることができる完成度の高い作品である。

2) ストーリーの魅力

単純にここまで自分は没頭して何かが好きというモノがあったかと考えさせられる。

本さえあれば、別に元の世界に戻れなくても良い。

本がなければ作ればいい、なんて考えられないと率直に感じてしまう。

このストーリーの魅力は、まず主人公の女の子がひたむきに本づくりのために没頭するところだろう。

前の世界とは常識が通じないことも多く、虚弱体質で熱も出やすい。

障害が多い中、家族の支え、友達、周りの人たちのサポートもあって成長していく姿は見ていてハラハラする。

序盤は計算高く少し腹黒いシーンも多いが、家族愛や友情も多く、仕事をはじめるための紙づくりのシーンなどは頑張れ!と応援したくなってしまう。

これだけでも十分なのに、途中からはその虚弱体質に付随して、謎の熱の病気についても解明されていく。

率直に全体のバランスが良く、次の話が気になってしまう。

実はネット上のWEB小説を拝見したことがあるのだが、ここまでの壮大なストーリーだとは思わなかった。

ネタばれするとまずいので控えるが、このストーリーの良さを一言で説明すると難しいが、「まるでアトリエ」という独特の評価をしたい。

見る人によって面白い点、気になる点、悲しい点は様々であると思うが、独奏あふれるキャンパスというよりかは、固い決意をもった筆が「アトリエ」という場所で存分に力を発揮するという印象を受けた。

貧乏で苦難も多く思い通りにいかない主人公だが、病気よりも家族愛を一番に答えを一度出したときは、涙が出そうになった。

どこまでアニメで話を展開することができるかわからないが、主人公の考えてる部分、抑揚をうまくアニメでも表現できていると思うし、気になる人はWEB小説の方も見てほしいと思える話である。

3) 登場人物の魅力

まず主人公である、女の子のマインがやっぱり魅力的だ。もともと大人の女の子が転生しているため、5~6歳の女の子がここまでなぜ知っているだ?という周りの視点で見るとやはり面白く思えてしまう。

ただやはり、好きな本のためにこうしたい、ああしたい!という行動力とその熱意には頭が下がる。

途中からは同い年のルッツと紙づくりのためにほぼ行動を一緒にするようになるが、文字を覚えるために練習するところ、仕事をするために何が手伝えるか、学校もなく、家族の為にどのように支えることができるのか?など文化がまだ育っていない環境で、一生懸命生きていくマインとルッツには頑張れ!と伝えたい。

4) 私がこの番組に惚れ込んでいる理由

夢に向かって頑張っているところが一番惚れ込んでいるところだ。

もちろん家族愛、商売上手、アイディア、まわりとのやり取りなど良いところはたくさんあるが、何かに没頭して夢中になれるというのは、子供に一番に大人が与えたいものではないかと思う。

欲しければなんでも揃う今の世界とは違って、不便の中に絆やおもてなしという文化が生まれたのではとどうも考えてしまう。

子供をかかえている大人には一度この作品を見て、子供の成長する楽しさには共感してくれるのではと思ってしまう。

5) 今後、こんなことに期待

第1クールではすべての話の良さを語ることはできない、できれば第2クール、第3クール、むしろ映画化さえし欲しいと私は思う。

子供のころでも十分に魅力的なマインだが、成長してこの異世界で立派に生きていく大人の姿の話まで正直見てみたいと思う。

マインだけじゃなく、商人になっていろんな世界を見たいというルッツ、お姉さんのトゥーリの様子も気になるところだ。

6) まとめ、こんな人におすすめな番組です

子供よりも大人のほうが見やすくて共感しやすい話ではないかと思う。

異世界勇者モノを好きなかたでも、違った視点で見れるのでまずは見てほしい。万人受けするかは分からないが、子供がひたむきに頑張る姿はついつい応援したくなってしまうモノ。

家族愛にあふれた作品でもあるため、アニメだけでなく、WEB小説も気になったらみんなに見てほしい!

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